デザイン思考のプロセスは「アイデア」「プロトタイピングで具体化」「テスト」「学習」を繰り返します。このサイクルをPDCAサイクルと同じように言われているのを聞くことがあります。デザイン思考とPDCAが、繰り返す構造になっているが故に同じに…
現代社会の状況をVUCAと表現されています。 下記の頭文字をとったものです。Volatility 不安定Uncertainty 不確実Complexity 複雑Ambiguity 曖昧 事業環境は目まぐるしく変化し、従来のビジネスモデルの継続では、事業の存続は危うい状況にあります。が…
デザイン思考のプロセスは共感(Empathize)して、潜在的な欲望がどこにあるのかを洞察することから始まります。 一連のデザイン思考のプロセスを解説すると経営資源の強みや弱みに対する視点は必要ないのかと疑問を持たれる方が居られます。デザイン思考を用…
アイデアを出すときは自由な雰囲気をつくることが重要です。突飛としか思えないアイデアこそ大切にすることです。 論理的に飛躍があるから、論理的に話しが通じないからと言ってアイデアを否定しないことです。論理的に否定をしてしまったら、その人からは新…
マニュアルにはない様な使い方をしている。通常ではあり得ないとしか思えないことをしている。マニアな人ほど独自な何かをしていることは珍しいことではないです。エクストリームユーザーと言われる、どちらかと言えば少数派の人たちです。そこには潜在的な…
リーンスタートアップで成功するには、必要最小限の機能に絞り込むことからです。必要最小限の機能のことをMVP(Minimum Viable Product)と言います。 Minimumとは何か? それを見極めるのは困難です。それは主観的なことだからです。誰にとっての主観なのか…
ペルソナマーケティングとは?と問われて、教科書にあるような感じで答えるとこうなります。 ターゲット像を明確化した、ペルソナと呼ばれる「架空の個人情報」を持つユーザを設定し、その特定のユーザが満足する製品やサービスをデザインするマーケティング…
目先の売り上げや利益の拡大ばかりではなく、長期的な戦略も必要なことは言わずと知れたことです。安くて便利だからと言って、人体や環境に対して害をなすような物質を使って良いわけではないのです。たとえ法規制の範囲内においてもでしょう。そこに企業と…
カフェを利用するときのことを想定してみます。カフェでは、ドリンクを飲む人が、その場でリアルタイムに代金を支払います。極々当たり前な光景です。 ところが、実際のビジネスでは必ずしも、そうではないのです。 Googleで便益を受けている人は何かを調べ…
かつては、製品志向で良いモノをつくれば売れる時代がありました。プロダクトアウトの発想です。今となっては、モノを売る時代は終わっています。体験価値を売る時代です。体験価値を一義的な目的として商品開発をするとなると顧客志向に傾注しがちになりま…
イノベーション理論で有名なクリステンセン氏は、ミルクシェイクの売り上げを拡大するにはどうしたらいいのかの相談を受けたことがあるとのことです。そこで、どんな状況でミルクシェイクを購入する人が多いかと行動観察をすることにしました。すると、1人で…
印象に残るフレーズがあります。このフレーズを知ったときに、とても納得感がありました。そして、忘れられないフレーズです。 People will forget what you said,people will forget what you did,but people will never forget how you made them feel人は…
ニーズを理解するとは言っても、そもそもどんな概念なのかを理解するのは難しいようです。 マズローは、人間の欲求を5段階で表現しました。 ・「生理的欲求」 生きていくための基本的・本能的なこと・「安全欲求」 安全であることや安心したいこと・「所属…
プロジェクトにおいては、見積もりは欠かせない存在です。見積もりがないことには、スケジュールも立てられないし、そもそもプロジェクトにゴーサインを出して良いものかの判断もできないです。 見積もりと言えば、下記の3つの事柄でしょう。 ・どれだけの…
新商品を開発するにあたりリスクとなることは、大きく2つに分類することができます。 ・新たに開発するプロダクツやサービスに関すること・新商品開発プロジェクトの進行に関すること リスクとは、不確実性という意味です。日常生活において、リスクと言え…
アッシュ・マウリャ氏が著した「Running Lean 実践リーンスタートアップ」では、スタートアップの時期に3つのリスクがあると説いています。 ・製品リスク・顧客リスク・市場リスク デザイン思考では、顧客のことを学習することが重要論点となっています。「…
デザイン思考、リーンスタートアップ、アジャイル開発のいずれも本質的なところは同じです。お客さんやお客さんになるかも知れない人のことをいかに素早く学ぶかです。 それには、新製品の開発にかける時間をいかにして短くするかです。スタートアップの時期…
自社が競争優位を獲得するには、下記の条件を満たす必要があると言われています。 重要性:顧客にとっての高付加価値のベネフィットを提供すること独自性:競合ブランドは存在せず、自社ならではのベネフィットを提供すること優越性:同じベネフィットを提供…
サービスやプロダクツのマーケティング戦略をたてるときに、よく登場するのが4P分析です。いわゆるマーケティング・ミックスです。マーケティングで必要なことを4つのPで分析をするものです。 Product(製品)Price(価格)Place(流通)Promotion(プロモ…
Apple社を創業したスティーブ・ジョブズの言葉に、「多くの場合、人は形にして見せてもらうまで自分は何が欲しいのかわからない」とあります。 この言葉の通りで、人は体験してみて初めて、その価値に気がつく生き物です。ガラケー携帯しかなかった時代に、…
イノベーションを分類してみます。誰もが知るところの有名な分類の方法が下記です。 ・持続的イノベーション・破壊的イノベーション 持続的イノベーションは、既存市場の延長上にあるイノベーションです。例としては、デジタルカメラの画素数、手ぶれ防止機…
売上高=客数×客単価 ビジネスモデルを発想するときの基本中の基本の式です。その客数と客単価をどうやって確保しますでしょうか? 店頭にそんな安い値段で売って元が取れるのか?と思うような激安商品が並んでいるのを見たことがあると思います。もうけがほ…
いつも利用しているお店のいつもの営業時間に行ったら閉店していたとしたら、どう思うでしょうか。飲食店のオーナーにこんなことを言われる方が居られます。 「もうお客さんが来ないだろうと思って、店を早くに閉めることがある」 これは、完全にお客さんの…
ストーリーテリングの手法を取り入れて、プレゼンテーションをすることで、聞き手に強く印象付けるのです。文字、数字、グラフのような情報を羅列するのではなく、ストーリー性をもって語ることで相手の気持ちを引き寄せる試みです。 あなたの会社のマネジメ…
ビジネスモデルが存在しないビジネスは存在しないです。どんなビジネスにもビジネスモデルはあります。 ビジネスモデルとは?の問いに対する答えは、いろいろとありますが、 筆者が問われたときは、「顧客にとっての価値を提供し、企業が利益を獲得する仕組…
新商品開発を進めると同時に顧客開発も進める必要があります。 顧客開発とは、ターゲットを定めて、そのターゲットが解決したい問題を特定する行為です。 ターゲットとする消費者の何かしらの問題が解決されるから、消費者に興味や関心を持ってもらえるので…
雑誌などのメディアに取り上げられることによる宣伝効果は大きいです。メディアによってはステータスさえ感じることでしょう。それで、来店客が増えて売り上げが拡大すれば万々歳と言ったところでしょう。 ですが、必ずしもそうでしょうか? 飲食店のオーナ…
顧客セグメントとは、不特定多数の人々がいるマーケットを特定の属性で分類した集団のことです。顧客セグメントの分類基準としては、下記となります。 ・デモグラフィック 性別、年齢、所得、職業などの統計データ・ジオグラフィック 国や地域による地理的な…
デザイン思考のプロセスは、いくつか示されているが、だいたいは同じです。「共感」「問題定義」「創造」「プロトタイピング」「テスト」の順と捉えて頂いて大丈夫です。 どうして、プロトタイピングのプロセスが必要なのでしょうか?たくさん失敗する、すば…
論理的思考と言えば、客観的な事実に基づく根拠があって、一貫性があり、因果関係があるものです。そこには、個人の直感や感情などと言うものは入る余地はないです。ビジネスにおいて物事を判断するのに必要なことであります。 ですが、それだけで十分でしょ…