イノベーション創出とデザイン思考

ビジネスモデルにイノベーションを起こす

Topic105 ビジネスを成功に導くには3つの視点が必要

「鳥の目」「虫の目」「魚の目」がビジネスには必要です。

「鳥の目」とは高いところから全体を見渡す視点
「虫の目」とは低いところから細部に至る視点
「魚の目」とは未来を見通す視点

ビジネスモデルキャンバスは事業全体の価値を見渡す「鳥の目」
バリュープロポジションキャンバスは顧客の価値を洞察する「虫の目」
の役割を果たします。

さらに「魚の目」の役割を果たすのが、
シナリオプランニングです。

未来がどうなるかを当てるなんてできますか?
そうではなく、未来がどうなり得るのかを理解するのです。
自社のビジネスに大きなインパクトを与えることはどんなことか?
何年かの後に起こりうる未来に備えることです。

それがシナリオプランニングの役目です。

実在の魚が遠くまで見えているかどうかは、さて置いて下さい。

「鳥の目」と「虫の目」はマクロとミクロにお置き換えることもできます。

経済学にはマクロ経済学とミクロ経済学があります。

マクロ経済学は国全体を対象とします。
ミクロ経済学は個人やひとつの企業を対象とします。

ビジネスをしていれば、国全体としての経済の動向を捉える必要もあります。

そのときは、
国全体を「鳥の目」、自社全体を「虫の目」で捉えるのです。

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