Topic103 ビジネスで振り返りをするときは「Who」ではなく「Why」の視点を持つ
国内において「PDCA」はしっかりと浸透しています。
P:plan
D:do
C:check
A:action
「C:check」でどんなことが行われているでしょうか?
上手く行かなかったのは誰のせい?
になっていませんか?
そこに特定の個人に対して否定するようなメッセージがありませんか?
「Who」の視点です。
誰のせい?などと個人の責任を追及するような組織では、
イノベーションはおきません。
イノベーションを起こすにはチームの力が必要だからです。
様々なバックボーンを持つ人が集まり、
様々な知見が混じり合うからこそイノベーションが生まれるのです。
発明は1人で起こせてもイノベーションは1人では起こせないです。
そこで、振り返りを行うときは、
「Who」ではなく「Why」の視点を持ちます。
なぜ?の問いかけを優先します。
なぜ、思うように結果を出せなかったのか?
人ではないのです。
デザイン思考では振り返りを行うときに「フィードバックマップ」を使用します。
「フィードバックマップ」は4つの要素で構成されています。
・良いと思った
・こうだったらいいのに
・もう少し説明が欲しい
・刺激的に感じたアイデア
そこには、改善を促すメッセージはありますが、否定するようなメッセージはないのです。