Topic100 ビジネスモデルの出発点は顧客の課題にある
ビジネスモデルキャンバスを発案されたアレックス・オスターワルダー氏によれば、製品と市場のフィットはレベルゼロと位置づけています。
レベルゼロと言うのは、ビジネスモデルを考える以前の段階です。
さらに、リーンスタートアップによれば、製品と市場のフィット以前の段階として、課題と解決フィットがあります。
リーンスタートアップの第1ステージが課題と解決フィット、第2ステージが製品と市場のフィットと言うことです。
ビジネスモデルキャンバスと一緒に使用すると有効なツールにバリュープロポジションキャンバスがあります。
バリュープロポジションキャンバスでは顧客のことを深く洞察します。
バリュープロポジションキャンバスはビジネスモデルキャンバスの価値提案と顧客セグメントにフォーカスをあてたツールです。
ビジネスモデルキャンバスであろうが、リーンスタートアップで登場するリーンキャンバスであろうが、その出発点は顧客の課題にあることは同じです。
イノベーションと発明の違いが何であるのか?
それは、次の問いかけで答えることができます。
世の中の課題克服に貢献しているのか?
世の中の進歩に貢献しているのか?
どんなに新規性がある発明でも、世の中のために貢献できていないのであればイノベーションにはなり得ないのです。
自社の新製品や新サービスはどんな顧客のどんな課題克服に貢献しますか?