Topic94 企業が生み出す付加価値とは、顧客の課題の克服に貢献すること
デザイン思考、リーンスタートアップ、アジャイル開発の基本思想にピボット(修正)を繰り返すことがあります。
当然と言えば、当然ですが、
ピボットを行うにしても闇雲に行えば良いわけではありません。
ピボットを行うにはトリガーが必要となります。
そこで役に立つのがKPI(重要業績評価指標)です。
経営者が指し示す経営目標を達成するためには、日々の業務プロセスが適切に行われている必要があります。
その業務プロセスが順調に進んでいるのか?進んでいないのか?を定期的にチェックするためにKPIが用いられます。
ここで重要なポイントはKPIを定量的に計測が可能な事柄にすることです。
定量的に計測可能であればこそ、定期的に監視して、次のアクションを起こすことができます。
日頃KPIを達成することで経営目標の達成につなげます。
経営目標とは売上高と利益です。
経営目標すなわち、最終的な目標のことをKey Goal Indicator(重要目標達成指標)と言います。
「Goal」と言う言葉が入っていますね。
これは、トップダウンで指し示されます。
そうです。KPIはトップダウンで定めるべきことです。
KPIを実現するためにCSF(重要成功要因)が必要となります。
その重要成功要因を導くために、顧客の課題を見つけるのです。
顧客の課題の克服こそが、自社の付加価値なのです。
だからこそ、リーンスタートアップでは顧客の課題発見を重要視します。
デザイン思考でも同様です。
お客さんやお客さんになるかも知れない人に対して、共感(Empathize)することから始めるのです。
アジャイル開発もお客さんの理解を重要視した開発プロセスです。