Topic87 競合他社に真似されない模倣困難なことはどんなことか?
自社が有料で提供しているサービスを競合他社が無料で提供したらどうしますか?
無料で提供するなんてあり得ないと言い切れるでしょうか?
それはビジネスモデルのつくり方次第かも知れません。
模倣がしやすいサービスであれば、その可能性は否定できないです。
模倣困難性の構築が必要となります。
模倣困難性とはどんなことか?
ブランド力、信用、ノウハウ、技術、ネットワーク等々年月を要することが挙がってきます。
企業の歴史は、それ自体が模倣困難性となります。
その長い歴史の背景にある社会情勢を再現することは不可能です。
その中で歴史を積み重ねてきたのです。
もうひとつ重要な模倣困難性があります。
「体験価値」です。
自社が提供している体験価値は、自社にしか提供ができないのです。
本当に模倣困難なことは、自社の人間にも分からないようなことです。
自社の人間でも分からないことが他社に真似できるわけがないです。
体験価値は分かりにくいことです。
一方で、機能は分かりやすいことです。
なので、機能よりも体験価値について考えるべきなのです。