イノベーション創出とデザイン思考

ビジネスモデルにイノベーションを起こす

Topic83 不透明な世の中にあって、従来からのPDCAサイクルで事業の継続が可能ですか?

現代社会の状況をVUCAと表現されています。

下記の頭文字をとったものです。
Volatility 不安定
Uncertainty 不確実
Complexity 複雑
Ambiguity 曖昧

 

事業環境は目まぐるしく変化し、従来のビジネスモデルの継続では、事業の存続は危うい状況にあります。
がっつりと時間をかけて計画を作成し、予算もしっかりとかけて満を持して実行するのでは、急速に変化する状況下で事業の継続が可能でしょうか?
先が見えている事業環境であれば有用であるでしょう。

 

コストをかければかけただけ、サンクコスト(埋没費用)の効果が生じやすくなります。
行動を起こした結果として、そこで費やしたコストが後の意思決定に影響を及ぼしやすくなる効果です。
コストとは、お金、時間、手間です。

 

それはどうしてでしょうか?
それは、コストを費やしてしまったことを間違いと認めたくない心理が働くからです。

 

事業の方向転換のことをピボットといいます。
変化が激しい世の中ではタイムリーなピボットが必要となります。
なのですが、費やしたコストが大きいほどに難しくなるのです。

 

PDCAサイクルで過去から学ぶよりは、いち早く商品を市場に投入して、市場の反応から学ぶことで変化に対応するのです。

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