イノベーション創出とデザイン思考

ビジネスモデルにイノベーションを起こす

Topic82 デザイン思考においても事業の価値に対する視点は、当然に必要なこと

デザイン思考のプロセスは共感(Empathize)して、潜在的な欲望がどこにあるのかを洞察することから始まります。

 

一連のデザイン思考のプロセスを解説すると経営資源の強みや弱みに対する視点は必要ないのかと疑問を持たれる方が居られます。
デザイン思考を用いようともビジネスであることは変わりはないです。
市場動向や経営資源に対する視点は当然に必要です。

 

デザイン思考は人間中心設計が基本にあります。
人間が持つ欲望を洞察することが起点となります。
テクノロジーや市場動向が起点になっていないと言うことであって、市場動向や実現可能性を見ないわけではないのです。
人々が何を求めているのか?を最優先としているのです。
デザイン思考には、有用性を最優先課題としているところに特徴があります。
有用性を最優先課題としているがゆえに、プロトタイピングで早くかたちにして、有用性を確認するプロセスを重要視します。

 

当然ながら、事業として実現可能なのかは欠かせない検証ポイントです。
そのために、ビジネスモデルキャンバスは有用なツールとなります。

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