Topic80 想定外なことをする利用者に着想、そこには潜在的なニーズがある
マニュアルにはない様な使い方をしている。
通常ではあり得ないとしか思えないことをしている。
マニアな人ほど独自な何かをしていることは珍しいことではないです。
エクストリームユーザーと言われる、どちらかと言えば少数派の人たちです。
そこには潜在的なニーズがあります。
どうして、そんな行動をする必要があるのでしょうか?
ここで、「なぜ」「なぜ」・・・の問いかけをします。
アンケートやインタビューは潜在的なニーズを発見するには有効とは言えませんが、このようなときは有効です。
そのような行動をする理由には、本人しか分からない何かがあるかも知れないのです。
その理由こそが、片付けたい何かなのです。
たいていの人がプロダクツやサービスがいけてなくとも順応していますが、
中には自分なりの何かをして、いけてないことに対応していることがあります。
例えば、ビニール傘は似たり寄ったりで間違えやすいです。
そこで、間違えられないように目印を付けている人がいます。
間違えられないようにすることが、片付けたい何かなのです。
たいていの人が順応しているからと納得していては、
新しいニーズを見つけることはできないのです。
極端なことをする利用者の行動を知ること、
それは行動観察からです。