イノベーション創出とデザイン思考

ビジネスモデルにイノベーションを起こす

Topic 28 差別化ができていることと、価格競争は全く異質なこと

前回の投稿で、ゲインの最大化につなげること、ペインの最小化につなげることが、価値提案に欠かせない要素だと述べました。
ゲインとは得たいこと、ペインとは無くしたいことです。
 
ゲインの最大化につなげること、ペインの最小化につなげることの具体的な方策を「顧客目線」で見たときに、同業者と比較して違っているように見えますでしょうか?
違っていれば差別化が出来ていると見ることができますし、違っていなければ同質化していることになります。
差別化とは手のひらを返したような方策を講じることです。
同質化してしまっている状況では、消費者はあえて自社のサービスやプロダクツを選ぶ必要はないと言うことです。
同質化が進展した市場が形成されると過当競争となり、やがては価格競争にもつながります。
差別化ができていることと、価格競争は全く異質なものです。
 
QBハウスやLCCは、価格競争をしているのではなく、差別化をしているのです。
QBハウスは、シャンプーや髭剃りなどを行わず、LCCは本来の輸送業務以外のサービスはオプションとし、従来の同業者とはサービスの提供の仕方が異なっています。
理髪店業界にしても旅客機業界にしても、少なからずの人にとって、無くても構わないサービスを提供することが業界標準だったわけです。
その無くても構わないサービスをあえて提供しなくしたことに差別化があるのです。

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