イノベーション創出とデザイン思考

ビジネスモデルにイノベーションを起こす

Topic 26 4つの真実の瞬間

前回の投稿で顧客がどんな状況にあるのか、コンテキスト(context)の理解は時系列の観点が必要と述べました。
ソーシャルメディアが普及した現代では、時系列で「4つの真実の瞬間」があり、顧客の状況が変化すると言われています。
この瞬間に自社のサービスやプロダクツの生死が決まってしまうとも言われます。
購買行動の範疇には、購入前、購入後も含まれるのです。
 
・きっかけ
 消費者が購買行動を起こすときは何かしらのきっかけがあります。
 欲望の感情が生まれる瞬間です。 
 
・0番目の真実の瞬間
 ソーシャルメディアを使用してサービス、プロダクツの情報収集をします。
 口コミの情報は信頼性において高く評価されます。
 自社のホームページやSNSにおいても情報収集します。
 
・1番目の真実の瞬間
 サービスの説明を受けたり、プロダクツを実際に見たりします。
 購買するかどうかの検討を行います。
 
・2番目の真実の瞬間
 サービスの利用、プロダクツの使用を通じて価値を感じます。
 顧客との関係性もここで生まれます。
 
・最後の真実の瞬間
 ソーシャルメディアを通じて、第3者に向けてのレビューが行われます。  
 
この流れからも、情緒的価値に対して、いかにポジティブな感情や気持ちを持ってもらい、良い口コミにつなげるかが重要であると言えます。

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