イノベーション創出とデザイン思考

ビジネスモデルにイノベーションを起こす

Topic 18 あれこれと考えるよりは一歩を踏み出してみる

イノベーションには2種類あります。
・エボリューション 進化
・レボリューション 革新的
 
おおよそエボリューションによって、より素晴らしいデザインが生まれています。
デザインとテストの繰り返しによって、お客さんからより高い満足度を得られるようにするのです。
テストをしてより良い部分はそのままとし、改善の余地があるところを改善することの繰り返しです。
目隠しした状態での山登りで一歩を踏み出して高い方向に行けば進み、低い方に進めば方向転換をして修正するようなイメージです。
これを繰り返しながら頂上を目指すのです。
コンピュータのアルゴリズムの「山登り法」とも呼ばれるものです。
この方向転換のことをピボットと言います。バスケットボールで軸足を中心として回転するプレイの意味として使われています。
 
改善の余地、言い換えれば現況の問題を発見し、修正することを繰り返して、より良いサービスやプロダクツの発想に結びつけるのです。
うまくいかなかったとしても、そこから修正をすれば良いのです。
デザイン思考ではうまくいかないことを許容するのです。
見つかった問題は改善のチャンスとリフレーミングします。
 
参考文献 誰のためのデザイン?  D.A.ノーマン

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