イノベーション創出とデザイン思考

ビジネスモデルにイノベーションを起こす

Topic76 価格を設定するときの3つの視点、必ずしも便益を受ける人から儲けるのではない

カフェを利用するときのことを想定してみます。カフェでは、ドリンクを飲む人が、その場でリアルタイムに代金を支払います。極々当たり前な光景です。 ところが、実際のビジネスでは必ずしも、そうではないのです。 Googleで便益を受けている人は何かを調べ…

Topic75 顧客価値と事業価値の2つの視点を持つ、どちらが欠けていても事業の継続はあり得ない

かつては、製品志向で良いモノをつくれば売れる時代がありました。プロダクトアウトの発想です。今となっては、モノを売る時代は終わっています。体験価値を売る時代です。体験価値を一義的な目的として商品開発をするとなると顧客志向に傾注しがちになりま…

Topic74 ミルクシェイクを購入する理由は何か?ミルクシェイクはニーズではなく、ニーズを満たすための手段

イノベーション理論で有名なクリステンセン氏は、ミルクシェイクの売り上げを拡大するにはどうしたらいいのかの相談を受けたことがあるとのことです。そこで、どんな状況でミルクシェイクを購入する人が多いかと行動観察をすることにしました。すると、1人で…

Topic73 顧客体験価値を提供するのは「人」、従業員満足度が顧客満足度につながる

印象に残るフレーズがあります。このフレーズを知ったときに、とても納得感がありました。そして、忘れられないフレーズです。 People will forget what you said,people will forget what you did,but people will never forget how you made them feel人は…

Topic72 ニーズとは、どんなことなのか?ニーズとは何かに欠乏を感じていること

ニーズを理解するとは言っても、そもそもどんな概念なのかを理解するのは難しいようです。 マズローは、人間の欲求を5段階で表現しました。 ・「生理的欲求」 生きていくための基本的・本能的なこと・「安全欲求」 安全であることや安心したいこと・「所属…

Topic71 その見積もりにどれだけの正当性がありますでしょうか?見積もりの精度には限界があることを知る

プロジェクトにおいては、見積もりは欠かせない存在です。見積もりがないことには、スケジュールも立てられないし、そもそもプロジェクトにゴーサインを出して良いものかの判断もできないです。 見積もりと言えば、下記の3つの事柄でしょう。 ・どれだけの…

Topic70 新商品開発における2つのリスク、新商品に関するリスクとプロジェクトに関するリスク

新商品を開発するにあたりリスクとなることは、大きく2つに分類することができます。 ・新たに開発するプロダクツやサービスに関すること・新商品開発プロジェクトの進行に関すること リスクとは、不確実性という意味です。日常生活において、リスクと言え…

Topic 69 新事業の3つのリスク、デザイン思考のメソッドで価値提案のことばかりを考えていませんでしょうか?

アッシュ・マウリャ氏が著した「Running Lean 実践リーンスタートアップ」では、スタートアップの時期に3つのリスクがあると説いています。 ・製品リスク・顧客リスク・市場リスク デザイン思考では、顧客のことを学習することが重要論点となっています。「…

Topic 68 学ぶべきは顧客のこと、顧客にとって必要最小限な機能とは何か?

デザイン思考、リーンスタートアップ、アジャイル開発のいずれも本質的なところは同じです。お客さんやお客さんになるかも知れない人のことをいかに素早く学ぶかです。 それには、新製品の開発にかける時間をいかにして短くするかです。スタートアップの時期…

Topic 67 どんなUVP(Unique Value Proposition・独自の価値提案)を提供していますか?それには注目されるだけの理由が必要

自社が競争優位を獲得するには、下記の条件を満たす必要があると言われています。 重要性:顧客にとっての高付加価値のベネフィットを提供すること独自性:競合ブランドは存在せず、自社ならではのベネフィットを提供すること優越性:同じベネフィットを提供…

Topic 66 マーケットに対してどんな視点を持つのか、4P分析から破壊的イノベーションにつなげることはできない

サービスやプロダクツのマーケティング戦略をたてるときに、よく登場するのが4P分析です。いわゆるマーケティング・ミックスです。マーケティングで必要なことを4つのPで分析をするものです。 Product(製品)Price(価格)Place(流通)Promotion(プロモ…

Topic 65 アンケートで新しいニーズを知るのは難しい、それは消費者は自分が何が欲しいのか分かっていないから

Apple社を創業したスティーブ・ジョブズの言葉に、「多くの場合、人は形にして見せてもらうまで自分は何が欲しいのかわからない」とあります。 この言葉の通りで、人は体験してみて初めて、その価値に気がつく生き物です。ガラケー携帯しかなかった時代に、…

Topic 64 ひとくちにイノベーションと言ってもいろいろ、企業のマネジメント層が可能性に気がつけるかどうか

イノベーションを分類してみます。誰もが知るところの有名な分類の方法が下記です。 ・持続的イノベーション・破壊的イノベーション 持続的イノベーションは、既存市場の延長上にあるイノベーションです。例としては、デジタルカメラの画素数、手ぶれ防止機…

Topic 63 集客商品と収益商品の組み合わせで、客数と客単価を確保する

売上高=客数×客単価 ビジネスモデルを発想するときの基本中の基本の式です。その客数と客単価をどうやって確保しますでしょうか? 店頭にそんな安い値段で売って元が取れるのか?と思うような激安商品が並んでいるのを見たことがあると思います。もうけがほ…

Topic 62 中途半端なことがお客さんを遠ざける、お客さんに対して不必要なリスクを負わせていませんか?

いつも利用しているお店のいつもの営業時間に行ったら閉店していたとしたら、どう思うでしょうか。飲食店のオーナーにこんなことを言われる方が居られます。 「もうお客さんが来ないだろうと思って、店を早くに閉めることがある」 これは、完全にお客さんの…

Topic 61 ストーリーテリングをビジネスに取り入れる、ビジネスを語るときに文字、数字、グラフのような情報が主人公になっていませんか?

ストーリーテリングの手法を取り入れて、プレゼンテーションをすることで、聞き手に強く印象付けるのです。文字、数字、グラフのような情報を羅列するのではなく、ストーリー性をもって語ることで相手の気持ちを引き寄せる試みです。 あなたの会社のマネジメ…

Topic 60 ビジネスモデルを知ることの意味、ビジネスにも「型」がある

ビジネスモデルが存在しないビジネスは存在しないです。どんなビジネスにもビジネスモデルはあります。 ビジネスモデルとは?の問いに対する答えは、いろいろとありますが、 筆者が問われたときは、「顧客にとっての価値を提供し、企業が利益を獲得する仕組…

Topic 59 デザイン思考は顧客開発を行うプロセス、新商品開発は消費者に興味や関心を持ってもらえるかどうかが最大のリスク

新商品開発を進めると同時に顧客開発も進める必要があります。 顧客開発とは、ターゲットを定めて、そのターゲットが解決したい問題を特定する行為です。 ターゲットとする消費者の何かしらの問題が解決されるから、消費者に興味や関心を持ってもらえるので…

Topic 58 飲食店のオーナーが雑誌などのメディアに取り上げられることを拒む理由、それはお客さんを大切にしたいから

雑誌などのメディアに取り上げられることによる宣伝効果は大きいです。メディアによってはステータスさえ感じることでしょう。それで、来店客が増えて売り上げが拡大すれば万々歳と言ったところでしょう。 ですが、必ずしもそうでしょうか? 飲食店のオーナ…

Topic 57 顧客セグメントではなくペルソナでなければならない理由、お客さんは統計データではない

顧客セグメントとは、不特定多数の人々がいるマーケットを特定の属性で分類した集団のことです。顧客セグメントの分類基準としては、下記となります。 ・デモグラフィック 性別、年齢、所得、職業などの統計データ・ジオグラフィック 国や地域による地理的な…

Topic 56 プロトタイピングをすることの意味、失敗することは学習のチャンス

デザイン思考のプロセスは、いくつか示されているが、だいたいは同じです。「共感」「問題定義」「創造」「プロトタイピング」「テスト」の順と捉えて頂いて大丈夫です。 どうして、プロトタイピングのプロセスが必要なのでしょうか?たくさん失敗する、すば…

Topic 55 論理的な思考のみではビジネスでの成功はない。直感や感情も必要

論理的思考と言えば、客観的な事実に基づく根拠があって、一貫性があり、因果関係があるものです。そこには、個人の直感や感情などと言うものは入る余地はないです。ビジネスにおいて物事を判断するのに必要なことであります。 ですが、それだけで十分でしょ…

Topic 54 お客さんにとって分かり難いことをしていませんでしょうか?それは、お客さんにとって大きなフラストレーション

自分がお客さんの立場であるときにフラストレーションを感じることはどんなことでしょうか?人それぞれでしょうが、分かり難いことに対して、フラストレーションを感じてる方は多いのです。 料金のシステムが分かり難い操作の仕方が分かり難いどこにあるのか…

Topic 53 ビジネスモデルを知ることの意味、彼を知り己を知れば百戦殆うからず

ビジネスモデルが存在しないビジネスは存在しないです。どんなビジネスにもビジネスモデルはあります。 ビジネスモデルとは?の問いに対する答えは、いろいろとありますが、筆者が問われたときは、「顧客にとっての価値を提供し、企業が利益を獲得する仕組み…

Topic 52 ヒューマンエラーですか?実はデザインがいけてないからではないでしょうか?

前回の投稿に続いて、「なぜ」「なぜ」と繰り返して根本的な理由を探ることについて述べたいと思います。今回は、プロダクツに関してです。 何かエラーが発生したときに、ヒューマンエラーによることを原因にしていませんでしょうか?本当にそれで良いのでし…

Topic 51 真のニーズを知るために「なぜ」を繰り返す、5つの「なぜ」はトヨタの生産方式で編み出された強力な手法

例えば、「料理教室に行きたい」のは、なぜでしょうか?それは、人によりけりです。うわべだけの理解に終わらせないように、どうして、そのようなことをしたいのか本当の理由を知ることが必要です。そのために「なぜ」を繰り返して根本的な理由を探ります。 …

Topic 50 問題と課題の違いを認識して、現在と未来の2つの視点を持って顧客ニーズを把握する

下記の2つを例にします。・納期遅れが発生している・短納期化をする いずれも納期についてですが、この2つには大きな違いがあります。「納期遅れが発生している」は、現在進行形のことであり明確に問題です。疑いようもなくネガティブな状況です。一方で、…

Topic 49 寿司屋のビジネスモデル、寿司屋はどうしてランチも営業するのか?

前回の投稿に続いて、寿司屋を題材にして述べたいと思います。 寿司屋は言うまでもないですが、生鮮食品を取り扱っています。鮮度や上品な味わい、ネタの色合いなどが重要であることは述べるまでもないと思います。となれば、当然に仕入れた食材を使える期間…

Topic 48 廃棄ロスと機会ロス 目先の廃棄ロスを避けようとするばかりに大きな機会ロスを生じている

閉店時間に近い時間帯に寿司屋に入ったところ、ネタが残り少なかったとしたらどうでしょうか?がっかりしますよね。それとも閉店時間に近いし仕方ないとしますか? 寿司屋は言うまでもないですが、生鮮食品を取り扱っています。今日売れ残った食材は明日の営…

Topic 47 日々の様子を深く知ることによる潜在的なニーズの発見

P&Gの「ファブリーズ」は、日頃洗うことができない衣類や布製品に対して、消臭・除菌を行うものです。これは、日常生活を深く知ることから生まれた製品とのことです。「ファブリーズ」の登場によって、洗えない衣類や布製品をスプレーで「消臭・除菌」す…